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伯備線貨物列車の後継機関車はEF210??

鉄道ニュースで、伯備線にEF210が初入線で話題になっていますね。
https://railf.jp/news/2023/11/02/173000.html

<新郷駅を通過する伯備線貨物列車>
yonago_016.jpg

現在、伯備線で運行されている貨物列車は、鳥取岡山県境付近で急勾配が続いており、機関車は急勾配に対応したEF64 1000番台が運用についている。EF64と聞けば古い機関車に見えるが、1000番台は1980年に登場しており、実はEF65 1000番台より新しい。この機関車は運用から耐用年数の40年を超えたのでそろそろ新型機関車を導入したいということなのでしょう。

<写真は予讃線のEF210から引用>
EF210_2303002.jpg

 ニュースのコメント欄や掲示板でも今後の機関車についていろいろと憶測が広がっていますね。

 中央線や上越線のEF64 0番台を置き換えで登場したEH200では伯備線貨物列車にはスペックオーバーだの、EF210は耐寒耐雪機能はないからEF510が選定されるだの、いろいろ話題になっています。

 興味深いのは、元JR貨物で働いていた友人から聞いた話ではあるが、(本人もEF210の能力や伯備線の話はよく知らないと前置きした上で)、EF210は電動機の定格が30分で設計されていること、関ケ原の勾配を1300トンを連続勾配10‰に対応できる能力であるが、最大25‰に耐えられるんかなぁと言っていた。
 電動機の定格時間とは、室温が40℃の環境で、モーターの温度が安全限界を超えることなく、モーターが一定の負荷に継続的に耐えることができる期間を示しています。 モーター温度の限界に応じて、連続定格と短時間定格に分けられます。 電車は常に力行しているわけではなく、力行と惰行を繰り返しているため、短時間定格の電動機が採用されているわけですね。工場などで24時間運転している電動機は定格「連続」が採用されます。
 EF64やEF65に採用されている国鉄形機関車や、JR化後に登場したEF200は1時間定格で設計されています。その中、EF210は費用的に定格30分の概念が採用され、1時間定格の電動機を一時的に過負荷で運転(wikipediaによると、関ケ原の連続勾配を10分間の過負荷の力行に耐えられる)できるようにしているとのこと。

 伯備線の勾配がどのようになっているのか、ネットで調べたけど最大25‰という情報しかなくよく分かりませんでした。伯耆大山から新見の区間は、貨物列車が時速40km程度の速度でゆっくり走っているイメージがあるので、連続勾配が長く続いているのではないかとも予想しています。

しかし、EF64とEF210のデータを比較してみるとEF64のスペックが以下なのに対して
定格速度 45.0 km/h(1時間定格・全界磁)
定格出力 2,550kW
定格引張力 20,350kgf

EF210が以下のとおり。
定格速度 59.5 km/h (1時間定格)
定格出力 3,390 kW (1時間定格)
3,540 kW (30分定格)
定格引張力 20,300kgf
※出典:wikipedia

定格出力の問題は全くないように思います。むしろ、EF210に替えた方が速度アップできるのではとも思ってしまいます。

 そもそもEF210が伯備線で運転可能なら、もっと早い段階からEF210を伯備線で試験運転していそうだし、今回のEF210の伯備線入線は、今後新形式開発のためのデータ採取のようにも見えます。

 課題は勾配区間の粘着なのか、耐寒耐雪なのか、定格出力なのか…今後、どのような発表があるのか楽しみですね。
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TAKATASHI

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