15年ほど前に購入したTEXT(東京堂)と昨年メルカリで購入したトミーテックの鉄コレ419系北陸色を並べて比較してみました。
TEXTはマイクロエースの次の新興メーカーとして期待され、419系を皮切りにさまざまな車両の製品化を予定したまま消えていったメーカーです。動力等酷評されていますが、幸い私の車両の動力は特に問題ありません。
まずは食パン顔のクモハ419形から比較していきます。
食パン顔です。どちらが正解に近いでしょうか。

ライトの形状、タイフォンカバーの有無でいうと、鉄コレの方が正確ですね。スカートの形状はTEXTの方が近いでしょうか。

屋根上です。クーラーの色が白っぽい点はテクストの方が実車に近いですが、それ以外に大きな差は見られませんでした。TEXTは列車無線アンテナがついていませんが、好みで後付けすれば良いと思います。

クモハ419同士を連結して並べてみました。左がTEXT、右が鉄コレです。TEXTの方が白っぽくて、鉄コレは若干クリーム色っぽくなっています。ブルーのラインはTEXTが濃くて、鉄コレは薄いですね。白っぽさは鉄コレが近く、ブルーラインはTEXTの方が近い気がします。

さらに連結部分を拡大してみました。左がTEXT、右が鉄コレです。TEXTと鉄コレのブルーラインの高さが微妙に異なりますね。台車は鉄コレの方が彫が細かいですね。

鉄コレが最初から行先表示が印刷済みなのが良いですね。直江津行き、何度か乗車したことがります。
クモハ419の運転席部分を側面から撮影してみました。奥がTEXT、手前が鉄コレです。どちらもスノープロウが装着されています。エンド表記、所属表記はどちらにも印刷されていました。

次はもはモハ418の比較です。
上がTEXT、下が鉄コレです。屋根上機器類は鉄コレの方がパーツの彫が細かいですが、緑色の碍子を装着しているTEXTの方がかっこいいですね。

さらに拡大してご覧ください。鉄コレはオプションパーツのパンタに取り替え済みです。TEXTのパンタはすぐバラバラになるので慎重に上げ下げしないといけません。

パンタと逆側の妻面です。左がTEXT、右が鉄コレです。鉄コレは実車と同じく、妻面扉の色が銀色で再現されています。その他の配管類はどちらが正確なのでしょうか手持ち資料がないので比較できません・・・

パンタ側妻面も同様です。

連結して並べてみました。左がTEXT、右が鉄コレです。色味が若干違うのに違和感を感じますが、寸法はほぼ同じですね。

拡大して見てみます。左がTEXT、右が鉄コレです。ダクトの塗装を見ると、TEXTの塗装の精度の悪が分かります。

鉄コレはヘッドライト、テールライトが点灯しないため、点灯させるためにはちょっとした改造が必要になりますが、TEXTは最初からライトユニットが組み込まれています。
国鉄時代の419系金型を流用しているため、クハ419のトレインマークが埋められていないのが残念ですね。



食パン側のクモハ419形の点灯状態です。


個人的にはTEXT製の419系はそこまで悪くないかなという感じです。15年ほど前はヤフオクで大量に投げ売りされてて、6両セットで9000円くらいで手に入れたと思います。
ちなみにTEXTカプラーは連結は可能ですが可動範囲が狭いため、ポイントやカーブで脱線しやすいのでご注意ください。TNカプラーを取り付けようとすると床下の改造と高い技術が必要です。(私はあきらめました。)
TEXTは倒産して補修部品が手に入れられないのが残念なところですが、もし故障することがあればTOMIXやKATOのパーツを流用して修理できればと考えています。
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