鉄道業界では「架線」を「がせん」と読むらしい。これは。「河川」との混同を防ぐためだとか。
さて、今回は予讃線の架線の高さについてお話したいと思います。香川県西部から愛媛県東部は太鼓台で有名な地域ですね。太鼓台は高さが4.5mほどあるため、架線のある踏み切を渡れるように、架線を最大の高さで設置されています。
よく分かる写真がこちら。EF210形のパンタグラフをよく見てください。伸びきっています。

wikipediaによると、在来線の架線の高さは軌道上面から5100mmを基準として4,400~5,400mmで設置できるそうです。
通常のパンタグラフの伸びは、こちらの写真のような感じです。

また、香川県と愛媛県の境に鳥越トンネルという、大正時代の規格で作られた極小トンネルがあります。JR四国の車両の他、EF65形、EF210形、285系(サンライズ)はこの極小トンネルを通過できるようにわざわざ専用で天井、パンタグラフが設計されています。
鳥越トンネルを通過する直前の8000系と121系です。パンタグラフがほぼ折りたたまれています。
<8000系>

<121系>

予讃線は架線の最小と最大高さを観察できる面白い路線です。
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